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Taylor Brooks

VTTからSRTへ:ダウンロード不要の高速安全変換

VTT字幕をSRTに数秒で変換。ブラウザ上で安全・高速に処理でき、ソフトやダウンロードは不要。簡単な字幕修正に最適。

はじめに

YouTube動画編集者やマーケティングチームなど、日常的に動画を扱う人にとって、VTTをSRTに変換する作業は「ちょっとした修正」のつもりで始めることが多いものです。キャプションを書き出したら、使用予定のプレイヤーや編集ソフト、配信システムがその形式に対応していなかった…そんな経験はありませんか。近年のWebプラットフォームはHTML5プレイヤーとの相性から WebVTT (.vtt) を採用する傾向がありますが、昔ながらのシステムやオフライン用途のアプリケーション、編集ツールの多くは依然として古参の SubRip (.srt) フォーマットを前提としています。この小さな互換性のズレが、キャンペーンを止めたり編集作業を中断させたり、本番配信中に字幕が消えるといったトラブルを招くのです。

この記事では、面倒なダウンロードや危険な拡張子変更に頼らない、安全かつスムーズなVTT→SRT変換方法を紹介します。「拡張子を変えるだけ」が通用しない理由、タイムスタンプを正確に保つコツ、そしてオンライン編集ツールを使って自動生成キャプションを整えながら書き出す手順も解説します。SkyScribeのリンク入力型文字起こしワークフローを例に、面倒な手作業なしで変換する方法も見ていきます。


VTTとSRT、互換性の壁が残る理由

WebVTTは、位置やスタイル指定、HTMLライクなタグを保持できるため、Webプレイヤーでは「標準」扱いになっています。しかし現場ではこんな事情があります。

  • 書き出しの初期設定:YouTubeやVimeo、LMS(学習管理システム)などでは「ダウンロード」を選ぶとVTTしか取得できないことが多い。
  • レガシー環境やオフライン用途:古い編集ソフトやDVDオーサリング、社内メディアサーバなどはプレーンテキストのSRTにしか対応しないことも。
  • マルチ配信の要件:YouTube ShortsやLinkedIn動画、VLCでのループ再生など、同じ素材でも複数形式が必要になる場合がある。SRTはこの中で最も汎用性が高い。

配信先ごとの仕様が異なるため、字幕ファイルの変換は繰り返し発生する課題なのです。


根強い誤解:拡張子だけを.vttから.srtに変えればOK?

技術に詳しい人ほど、.vttの拡張子を.srtに変えれば問題ないと思いがちです。ですが実際には次の理由で失敗します。

  1. 冒頭行の違い:VTTは1行目にWEBVTTと書かれますが、SRTはすぐにキュー番号 1 から始まります。
  2. タイムスタンプの表記差:VTTはミリ秒区切りにピリオド(例:00:00:01.000)、SRTはコンマ(例:00:00:01,000)を使います。
  3. 追加情報の有無:VTTはalign:middle<c.green>などの装飾タグを持てますが、SRTはこれらを扱えません。削除が必要です。
  4. プレイヤーの解析仕様:拡張子を変えただけのVTTをSRT専用プレイヤーに読み込むと、字幕が表示されなかったりタイミングが崩れたりします。

つまり、正しく使えるキャプションにするには、きちんとした変換処理と軽い編集が欠かせません。


ダウンロード不要の「リンク入力型」変換ワークフロー

ファイルをダウンロードして再アップロードして…という手間や、ソフトをインストールできない環境向けには、リンク入力型ワークフローが有効です。基本ステップは以下の通りです。

  1. 動画URLを入力するか、既存のVTTをアップロードし、オンラインの文字起こし・字幕編集ツールを開く。
  2. 動画を見ながらキャプションのテキストを整える。話者やタイミングが合っているか確認。
  3. SRTとして直接書き出す。システムが自動で区切り記号やヘッダー削除、番号付けを処理します。

例えばSkyScribeの即時編集ツールなら、YouTubeリンクを貼るかファイルをアップするだけで、タイムスタンプ付きの編集画面がすぐに開きます。話者ラベルや句読点、誤字の修正なども書き出し前に行えます。


タイムスタンプを正確に維持するために

品質の高い変換ツールは、単にピリオドをコンマに変えるだけでなく、SRTの仕様に沿った正確な時間表記を生成します。ただし元データ次第です。

  • 元のVTTのタイミングが良い場合:そのまま忠実にSRTへ変換されます。
  • 自動生成でタイミングがずれている場合:変換後もずれが残ります。統合編集機能で視覚的に修正しましょう。
  • 文字コード設定:VTTもSRTもUTF‑8が推奨。これ以外の編集をすると、アクセント文字や絵文字が崩れる可能性があります。

オンライン編集と変換を一度に行うことで、品質チェックが可能になります。VTTを読み込み、動画と同期させながら1行ずつ見直し、必要があればタイミングやテキストを修正。最後に「SRTとして書き出し」を押せば、体裁が整い、内容もクリアなファイルが完成します。


編集を組み込むメリット

変換するだけでは、高品質の字幕は保証されません。とくにマーケティングやアクセシビリティの観点からは編集工程を加えることが重要です。

  • 発話者の正確さ:自動字幕は話者を誤認することがあります。
  • 句読点や文字の大小:文として整理することで読みやすさが向上。
  • 不要な言い回しや記号の除去:プロ用途では「えー」や「[音楽]」など不要な表示を削ることも。

用途に合わせて字幕の区切りを調整することも可能です。画面表示用には短い文に分ける、記事用にはまとめる、といった再構成は手作業だと面倒ですが、自動再セグメント機能ならテンポよく行えます。テンポと同期を保ちながら、適切な字幕長に仕上げられます。


よくある変換トラブルと対処

スムーズな変換でも問題が発生することがあります。代表的なのは次の通りです。

  • プレイヤーで表示されないWEBVTTヘッダーが残っていないか、区切り記号やキュー番号の不備を確認。
  • プラットフォームに拒否される:SRTの書式(番号、タイムスタンプ、テキスト、空行)が揃っているかチェック。
  • 同期ズレ:変換ではなく元データのタイミングに原因があることが多い。
  • 文字コードの不一致:UTF‑8を維持し、制御文字が潜んでいないか確認。
  • スタイル情報の消失:SRTでは位置や装飾タグは保持できません。

各プラットフォーム・編集ソフト向けチェックリスト

書き出し前に、次のポイントを確認しましょう。

  • キュー番号は必ず1から。順番を飛ばさない。
  • ミリ秒はコンマ区切り、時間はゼロ埋め(例:00:00:05,500)。
  • キューの時間は重ならないように(重複を許す仕様もありますが少数です)。
  • テキストはプレーンで、非対応のタグは避ける。
  • UTF‑8で国際文字を正しく表示。
  • 自動関連付けを使う場合は、動画のファイル名と字幕の名前を揃える。

これらを守れば、アップロード失敗や再生不具合を減らせます。


将来を見据えたマルチ形式書き出し

オンライン編集ツールの強みは、一度キャプションを整えれば、任意の形式に何度でも書き出せる点です。HTML5埋め込み用のVTT、古い編集用のSRT、放送用のSTLなど、使い分けが可能です。

  • 一度の編集で複数形式に対応:修正作業を繰り返す必要なし。
  • 形式の柔軟性:プラットフォームの仕様変更やキャンペーン再利用にも強い。
  • アクセシビリティ基準の維持:どの形式でもタイミング・可読性を担保。

多言語展開の場合は、タイムスタンプの整合性が鍵になります。SkyScribeの翻訳機能なら、100以上の言語で自然な翻訳を生成しつつタイミングを保持。そのまま各言語のSRTやVTTを準備できます。


まとめ

VTTからSRTへの変換は、単なる拡張子変更ではなく、構文・タイミング・文字コード・プラットフォーム仕様への対応を伴う「形式変換」です。ツールのダウンロードが面倒、あるいは禁止されている環境では、リンク入力型ワークフローが速く、安全で品質管理もしやすい方法です。リンクを貼り、動画を見ながら字幕を編集し、必要な形式で書き出す——それだけで、受け入れチェックリストを満たし、読みやすくアクセスしやすい字幕をあらゆるチャネルで届けられます。

文字起こし・修正・再区切り・書き出しが一体化したツールを使えば、互換性トラブルや字幕が消える事故とは無縁になります。キャンペーン途中での形式差し替えや、多言語字幕の調整でも、ダウンロード不要のワークフローなら柔軟かつ安定した対応が可能です。


FAQ

1. VTTのファイル名をSRTに変えるだけではダメな理由は? WebVTT特有のヘッダーやタイムスタンプ形式、装飾タグがそのまま残るため、SRT専用パーサーでは読み取れないか誤作動します。

2. 変換でタイムスタンプはどう保持される? 期間区切りのピリオドをコンマに置き換え、HH:MM:SS,mmm形式に整えたうえで番号を順番に振ります。タイミング自体は編集しない限り元の値を維持します。

3. SRT変換時のスタイル情報はどうなる? CSS風のスタイルや位置指定、特殊効果は削除されます。SRTは時間範囲と本文テキストのみを扱うため、表示位置は既定の標準配置になります。

4. 変換後に字幕がずれるのは変換ツールのせい? 多くは違います。ツールは元のタイミングを保つため、元データがずれていればそのまま残ります。書き出し前に修正が必要です。

5. SRTを必要とするプラットフォームは? 古いデスクトッププレイヤー、多くのNLE、DVDオーサリングツール、オフライン再生用のソーシャルプラットフォームなど。最大互換性を確保するならSRTの利用が安全です。

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